その一 | |
船鉾を中心に山鉾デザインの提灯と鉾を両脇に展示 | |
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船鉾出航 25年前祇園祭船鉾理事長の中西さんを訪れ、色々と興味深い話伺った。もう故人となられたが、刺繍の職人として鉾両脇に見事な龍の雄雌の緞帳を作られていた。 |
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向かって左雌龍 |
向かって右・雄竜 |
1.長刀鉾(なぎなたほこ) 生稚児を抱きかかえる |
2.函谷鉾(かんこほこ) 斉(中国)の孟嘗君が鶏の声によって函谷関を脱出できたという故事。雌雄の鶏と「嘉多丸」稚児人形 |
3.月鉾(つきほこ) 鉾頭に新月型(みかづき)をつけ、月読尊を祀る |
4.郭巨山(かっきょう) 中国「郭巨釜掘り」の故事にちなむ |
5.四条傘鉾 踊りとはやし |
6.山伏山 ご神体が山伏の姿 |
7.菊水鉾 稚児人形の菊慈童で能装束の舞姿 |
8.鶏鉾(にわとりほこ) 稚児人形は鶏の冠をかぶる |
9.白楽天山(はくらくてん) 詩人白楽天が道林禅師に仏法の大意を問う場面 |
10.放下鉾(ほうかほこ) 稚児人形名は「三光丸」鉾の上で稚児舞を踊る |
11.船鉾(ふねほこ) 舳先(へさき)に想像上の鳥、瑞鳥 |
12.岩戸山 |
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13.保昌山(ほうしょう) 和泉式部の夫、平井保昌が御所の紫宸殿前の梅を一枝折り、発見され、逃げ帰った、という伝説から。その保昌の人形。 |
14.木賊山(とくそ) 木賊を刈る翁。左手に木賊、右手に鎌を持つ。 |
15.綾傘鉾 傘につける垂れ「飛天」と棒振り囃子 |
16.伯牙山(はくが) 琴の名人伯牙とその友人鍾子期。伯牙が鍾子期の死を聞いてその琴の絃を断ったという故事から |
17.芦刈山(あしかり) 芦を刈る老翁 |
18.占出山(うらで) 神功皇后が肥前国松浦で鮎を釣って戦勝の兆としたという説話から、左手に釣り上げた鮎を持って立つ。 |
19霰天神山(あられてんじん) 京都に大火のあったとき、霰が降り猛火は消え、その時に天神像が降ってきたのでこれを祀った。 |
20.孟宗山(もうそう) 孟宗が、雪の中で筍を掘りあてた姿。筍と鍬を持つ。 |
21.蟷螂山(とうろう) 「蟷螂の斧を以て隆車の隧を禦がんと欲す」という中国の故事からカマキリ図 |
22.油天神山 勧請の日がちょうど丑の日にあたっていたので「牛天神山」とも呼ばれる。手前に牛を |
23. 太子山 聖徳太子を祀る。 右手に斧、左手に衵扇を持つ。 |
24.役行者山(えんのぎょうじゃ) 山の御神体(人形)として役行者と一言主神と葛城神の三体を安置し。葛城神は輪宝を持つ。 |
25.黒主山(くろぬし) 謡曲「志賀」から、大伴黒主が桜の花をあおぎみている姿。 |
26.鯉山 山の上に大きな鯉が跳躍している姿。 |
27.八幡山(はちまん) 町内の八幡宮を山の上に勧請したもの。八幡の八は鳩二羽。 |
28.北観音山 楊柳観音像と韋駄天立像を安置する曳山 |
29.南観音山 華厳経の説話から。善財童子が順に教えられ南へ南へ53人の聖者を訪ねて菩薩道修業をした話。楊柳観音と善財童子。 |
30.大船鉾(おおふね) 鉾を上から眺めた姿 |
31.浄妙山(じょうみょう) 宇治川の合戦。三井寺の僧兵浄妙が橋桁を渡り一番乗りをしようとすると、一来法師がその頭上を飛び越え、先陣をとってしまったという。浄妙と一来法師。 |
32.橋弁慶山 謡曲「橋弁慶」より取材、弁慶と牛若丸が五条の大橋で戦う姿 |
33.鈴鹿山 伊勢国鈴鹿山で道ゆく人々を苦しめた悪鬼を退治した鈴鹿権現の姿 |
34.鷹山 鷹遣(たかつかい)・樽負(たるおい)・犬飼いぬつかい)の三体のご神体 |
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